フォレックス・マグネイトCEOインタビュー:TopFX社CEOガブリエル・スティラス氏

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電子取引の到来以来、FXブローカーに企業ソリューションを提供するプライムブローカレッジ会社の多くは2つの地域に特定されていた。制度化されたFXセクターと銀行取引基盤を持つロンドンとブローカーへの企業ソリューションを提供するテクノロジー企業の多いアメリカである。

ロンドンとアメリカは、銀行業、テクノロジー、長いトレーディングの伝統を持ちあわせており、多数の有力企業の本拠地となっている。

キプロスは相対的に見て新顔だ。FXおよびバイナリーオプション業界が急成長する地中海に浮かぶこの小さな島では、135社のオンライン相対取引(OTC取引)会社が金融規制当局CySECに登録されている。これはこの5年足らずで起こったことで、今やキプロスはFX業界の公式ハブとなっている。先週行われた世界各地から1500人もの業界エグゼクティブが集まったリマソールでのIFXEXPOの成功から見てもよくわかるだろう。

したがって、プライムブローカレッジ業者が長期的な金融センターの領分とされるべきではなくなった。キプロスはプライムプローカレッジ業者の本拠地でもあるが、FX業がいかに重要となったかも注目すべきである。

今週のフォレックス・マグネイトエグゼクティブインタビューでは、TopFXのCEOであるガブリエル・スティラス氏に業界への見解を語っていただいた。

まずは自己紹介と業界でのご経験、そしてTopFXのCEOとなるに至った経緯をお話いただけますか。

銀行業および金融業であわせて18年の経験があります。売りと買いの両方を経験しており、主にEUの投資会社および銀行での業務に従事しました。

90年代のオープン・アウトクライから電子取引へのパラダイム・シフトは今でも覚えています。電子取引は国際的な資本と金融市場へのアクセスを容易にしました。その変化の速さはすさまじく、見ていてとても刺激的でした。

2010年にドイツ銀行を退職し、TopFXに入社しました。「FX業界での透明性を確保し純粋な取引エージェントとして顧客と利害の衝突を防ぐ」というTopFXの設立指針は私自身全く同意するものでした。

TopFX入社時の目標は?またそれをどのように実行されたのですか?

数年前ではプライムブローカレッジの利用者の数はおそらく今日の半分のでした。東半球におけるFX取引量の成長は新たな需要を生み、また、ストレート・スルー・プロセッシング(STP)によるリテール取引の急成長をもたらしました。明らかに相場ベースの100%代理店向けソリューションはマーケットにぴったりでした。それに加えて、TopFXの価格はイギリスとアメリカの同業者と比較して非常に競争力のあるものなので、我々が一役買えると予測できました。

確かに我々のビジネスの大半は東にあり、さらに市場を拡げ続ける予定です。我々はコンサルティングによるカスタマーサポートを行い、ビジネスの急成長を実現させることができました。今後も引き続き顧客との対話を行いたいと思っています。

プライムブローカレッジセクターにどのような要素が欠けているとお考えですか?また一般的にこの業界がテクノロジーの変化にいかに対応できるとお考えですか?

この業界は今いろいろな形のバイサイドの流れにいかに適応できるか模索しています。グローバルなプライムブローカレッジセクターにわたってある進化が起きています。それはグローバルな通貨取引への供給と需要が断片化し続け、バイサイドとセルサイドの両方を取引条件として選べるシステムの構築です。まず、以前よりも多くのノンバンク業者がプライムブローカレッジサービスを行うようになり、価格、スプレッド、マージンなどの主要素での競争がさらに激しくなりました

新しい電子商取引ネットワーク(ECN)が急増し、マーケットオーダーとリミットオーダーがいろいろな形で可能になりました。大手マーケットメーカーは、セルサイドの利益を減らすハイフリクエンシー取引(HFT)を制限するため「Speed bumps(減速帯)」および無作為のオーダー集約を始め、近年の高速取引傾向はおさまりました。

最近の開発によりシングルディーラー型および電子商取引ネットワーク(ECN)のプラットフォームと公開カウンターパーティー取引との競争がさらに激化しました。プライムブローカーは特定の顧客および顧客カテゴリ向けに個人流動資産のソリューションを開発しようと奮闘しています。将来はプライムブローカレッジ業界がサブセクターに枝分かれし、テクノロジーの差別化がこの開発の因果関係となるでしょう。

TopFXはプラットフォームにとらわれませんし、また今後もそうあるでしょう。それでもマーケット実勢に一番に応えるストレート・スルー・プロセッシング(STP)取引および関連アルゴリズムソフトの成長は見届けたいですね。

Spotwareはマーケットリーダーです。cTraderの人気は上昇しています。Spotwareとの共通の顧客やトレーダーからcTraderは素晴らしいとのフィードバックをいただき、ダイレクト・マーケット・アクセス(DMA)取引および電子商取引ネットワーク(ECN)取引がリテールセクターの今後の選択になるという我々の信念を裏付けました。多くのリテール業界が評判の悪いマーケットメーカーモデルに不満を持ち始めたため、価格、市場の厚み、約定の透明性を要求することは新しい基準となっています。

ボストン・テクノロジーズ、LMAXエクスチェンジなど、北米およびイギリスには多数のプライムブローカレッジ会社がありますが、TopFXはいかにキプロスでの基盤を維持していますか?また、キプロスには小口FX会社が多いのですが、現在実施されているベイルイン・ベイルアウトは何かの妨げになっていますか?そうであればそのような対策をとっていらっしゃいますか?

キプロスでのベイル・インおよびベイル・アウトの騒動がヨーロッパの注目を集めていた間、我々のビジネスは何の問題や苦情もなくとり行われていました。これは問題が分離保管口座の規制保護ではなく、キプロスがMiFIDのもとで他のヨーロッパ諸国と比肩していたこと、そして今後もそうなるということに留意しなくてはなりません。

問題は2つの銀行にありました。我々はグローバルにサービスを提供しているため、地元銀行への依存度は最小限化され、その問題ある2銀行から影響を受けることはありませんでしたし、今もありません。しかし、キプロスの銀行業が打撃を受けたことは一目瞭然です。お客様が望めば、将来お客様の資金がキプロスを通過することはないでしょう。

MetaQuotesによる第三者ソフトフェアへの規制についてですが、多くのブローカーの既存システムのストリーミングがTopFXの自社ブリッジによって可能になりました。これはTopFXに恩恵をもたらしていますか?また、MetaQuotesのサーバーサイドによってその傾向にありますか?

MetaQuotesによる政策転換は話題となりましたが、我々のビジネスには影響ありません。TopFXはパッケージの一部としてMT4(メタトレーダー4)ブリッジサービスを行っていますが、特定のブリッジプロバイダーとは提携しません。お客様はそれぞれ違ったご要望をお持ちなので、フリーサイズのようなブリッジソリューションは存在しない。我々はソフトウェアに依存せず、また、MQベースかにかかわらず市場が必要とするソフトウェアを採用し、リクイディティの提供を続けていきたいと思っています。

TopFXの2013年残りの会社方針は?また年末までの期間で新しいテクノロジーについてまたは会社にとって大切だとお考えになることについてお聞かせ下さい。

既存のお客様へのサービスの質を最大限に高めるべく、ハード、ソフト、社員に投資しお客様の現在または将来のニーズに応えることが我々の優先事項です。お客様にベストのソリューションを提供するため、今後もマーケットやテクノロジートレンドをモニターし続けます。

また同時に、2013年の計画として、バイサイドでのプロ取引をターゲットにしています。ヘッジファンドのようなハイエンド機関投資家から独自のソフトおよびアルゴリズムを使う私設取引投資家を顧客層としたいです。また、お客様のご要望に応じたオーダーメードのソリューション、および競争力のあるスプレッド、早い約定、低い却下率を提供していくつもりです。